正統史観年表

戦前の外国の行動は すべて自然な流れとして批判せず、日本国内にのみ すべての原因を求める自虐史観。「日本の対応に間違いがなければ すべて うまくいっていた」という妄想が自虐史観。どんなに誠意ある対応をしても相手が「ならず者国家」なら うまくいかない。完璧じゃなかった自虐エンドレスループ洗脳=東京裁判史観=戦勝国史観=植民地教育=戦う気力を抜く教育=団結させない個人主義の洗脳

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満州事変にいたる経緯

父親を関東軍に殺された張学良は、(実はソ連の工作機関に殺害された)
日本の言いなりになるのを嫌い、蒋介石と手を組み、
国民党勢力を満州に招き入れて、排日運動を激化させました。

その結果、関東軍の30倍の優勢になり抗日意識旺盛な支那大軍の包囲下に
置かれる事になりました。
排日・侮日行為はますます組織的となり、
在満邦人に対する投石や暴行などの事件が頻発するようになります。

そして中国は、満州人の所有地を日本人に
売ったり貸したりする事を禁ずる条例や、
それまで自由に行われていた日本人の鉱山事業を
一切禁じる新鉱業法を制定したのです。

その為、鉱山や製造業の分野に巨大な投資をしていた日本人や日本企業は、
即座に営業を続けられなくなりました。

また、中国は1930年、満鉄の東西に平行する二大幹線を作り、
これを北寧線に連結、新たに良港を築いて連絡し、
満鉄を潰す計画を立てました。

そして7月から錦州の南のコロ島でドイツ資本による大規模な
港湾建設工事を始めたのです。

これに危機感を抱いた満州青年連盟の人たちは、
無関心な日本人に注意を喚起するため、
パンフレットを作り各地で演説、内地遊説に回りました。

一方、国民党の中央執行委員 呉鉄城は1931年2月、
党支部を作るため、満州に行き、3月26日党省部成立式を行い、
飛行機5機で宣伝文を撒布、4月2日には排日演説を行いました。

そして5月2日には、陳某がチチハルで全市中等学校生徒を集め、
日本と東北(満州)問題に関し演説し、3日には5・3惨案記念式を挙行
(5・3惨案とは済南事件の事で、自分達のやった残虐行為を、
日本軍が中国人にしたかの様にすり替えた物)

5月9日には国恥記念日(対華二十一か条の要求を受諾した日)として、
各機関・学校を休業、各戸は一斉に弔旗を掲げ、宴会は停止とさせました。

この事によって民衆の反日意識は確実に高まって行きます。

結果、満州では朝鮮人に対しても迫害が酷くなり、
敦化やその他の地から満鉄沿線の長春に、朝鮮人が避難してきました。
この避難してきた朝鮮人農民と地元の中国人農民との間で
いさかいが起こったのです。

万宝山付近の荒地に入植した朝鮮人農民が、
伊通川から水路を引こうとすると、武装した中国人農民が実力で妨害、
水路を破壊しました。このため日本警官隊との間で銃撃戦になります。

この時、朝鮮では「万宝山で朝鮮人農民が中国人に襲撃され死傷者が出た」
という『朝鮮日報』の号外が出た為、
激怒した朝鮮人が朝鮮の各都市で中国人を襲い暴動に発展しました。

出動した日本警官は武装していなかったので、群衆を制御できません。
この時の、中国人死者は100人を超え、生死不明63人、負傷者は160人に達し、
数百戸の中国人家屋と財産が灰燼に帰したと言います。

この事件により、中国の反日気運は一気に高まり、
国民党宣伝部は、これを日本が朝鮮人を扇動してやらせたと宣伝しました。

同じ頃、満州では、中村震太郎大尉殺害事件が起きます。
大尉は対ソ作戦の兵要地誌作成の為、
南興安嶺付近を旅していたのですが中国軍につかまり射殺されました。

日本は抗議しますが、中国側は否認し「日本によるデッチ上げ」と
新聞で論陣を張ったため日本側が硬化し、
関東軍は、あくまで白を切るなら実力で捜査すると威嚇したのです。

満州を視察して帰った政友会の森代議士は
「事実上交戦直前の状態」と報告しています。
事の重大性をやっと認識した中国は中村大尉殺害を認めました。

中国は、このように無茶苦茶な事をし、
日本人が生きて行けない法律を作り、
日本人を迫害し、圧迫していたのです。
そして、それを正当化するため反日宣伝を行いました。

日本人が生存できないまで追い詰められた為、
関東軍は満州事変を起こしたのです。
これは生存権確保の行動です。

張学良の悪政に憤激した満・漢・朝鮮人の間には、
清朝の廃帝を祖先の地に迎えようという運動が起き、
1931年10月に満州各地の代表が揃って、
天津に溥儀を訪ね出馬を懇請しました。 

かくして、満州国は成立しました。
2010/01/09 06:00|年表リンク用資料
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