正統史観年表

戦前の外国の行動は すべて自然な流れとして批判せず、日本国内にのみ すべての原因を求める自虐史観。「日本の対応に間違いがなければ すべて うまくいっていた」という妄想が自虐史観。どんなに誠意ある対応をしても相手が「ならず者国家」なら うまくいかない。完璧じゃなかった自虐エンドレスループ洗脳=東京裁判史観=戦勝国史観=植民地教育=戦う気力を抜く教育=団結させない個人主義の洗脳

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1930年(昭和5年)10月27日、台湾 霧社事件。

台中州能高郡霧社で起こった台湾原住民による暴動事件で、
日本統治時代に台湾で起こった最大の武装蜂起。

―――――事件の概要――――――――――――

六集落の原住民が霧社公学校の運動会を襲撃。
襲撃では日本人のみが狙われ134名が殺害された。

連絡を受けた警察や日本軍は鎮圧を開始。
警察官1163名、軍隊1194名(一個大隊規模)を動員し、
機関銃や大砲なども使用、航空爆撃も行なわれた。
蜂起側は峻険な地形を利用して抵抗を続けたが、
12月中旬、戦闘は終結し、現地の治安は回復した。

蜂起側は戦死160名、自殺140名、行方不明400名を出し、500名が投降した。
自殺者が多いのは、原住民にとって戦いに敗れて自殺することは
潔いこととなっていたからだという。

鎮圧側の戦死者は日本軍兵士22名、警察官6名、味方蕃21名であった。

台湾総督をはじめ総務長官、台中州知事などの高官は更迭された。

―――――直接の原因――――――――――――

この霧社事件の直接の原因といわれているのは、
1930年10月7日に日本人巡査が同僚を伴って移動中、
村で行われていた結婚式の酒宴の場を通りかかった際、
巡査を宴に招き入れようと
モーナ・ルダオ(霧社タイヤル族村落の一つマヘボ社のリーダー)の長男、
タダオ・モーナが巡査の手を無理に引っ張ったため
巡査がステッキでタダオを叩いた。
侮辱を受けたと感じたタダオは巡査を殴打した。
この殴打事件について警察からの報復をおそれた人々が、
特にモーナ・ルダオは警察の処罰によって地位を失うことを恐れ、
暴動を画策したと言われている。

当時は日清戦争による台湾の割譲から35年が過ぎ、
原住民や漢民族系の反抗は完全に終息し、安定した植民地統治になっていた。
特に霧社は原住民対策のモデル地区と言われ日本人227人が住んでいた。
「霧社桜」の名所としても知られるようになっていた。

―――――詳細な惨状――――――――――――

10月26日、
霧社タイヤル族マヘボ社の頭目モーナ・ルーダオ(当時推定48歳)を
中心とした六集落(社=村)
(ロードフ社、ホーゴー社、スーク社、ボアルン社、タロワン社、マへボ社)
の壮丁300人ほどが霧社各地の駐在所を襲撃し警察官を殺害、武器を奪った。
(このとき電話線を切断したため武装蜂起の通報が遅れた。)

翌10月27日、台湾中央の山地、
台中州能高郡霧社地区(現南投県仁愛郷霧社)霧社公学校校庭。

この日は霧社地区の総合運動会で、校庭には日本人や原住民(高砂族)、
そして漢民族系の住民の学童ら父兄数百人が集まっていた。
能高郡の郡長を初め台湾総督府の官憲も来賓として臨席していた。

午前8時5分、
出席者一同の国歌「君が代」斉唱のためオルガンの演奏が始まった。
そのとき、これを合図のように周囲で銃声が起こり、
槍や刀を振るった原住民が、形相すさまじく校庭になだれ込んできた。

華やかな運動会場は一転、流血の場と化した。驚いて逃げ惑う群衆のなか、
きらめく刀のもと次々と日本人が殺されていった。大人も子供も…。

原住民による「霧社事件」の発生である。

蜂起部隊は「日本人は子供も見逃すな」「ブヌカンは殺すな」
の叫びをあげながら殺戮を続けた。

「ブヌカン」とは漢民族系の住民、本島人のことである。
この蜂起は徹底して日本人だけをターゲットにしたものだった。

阿鼻叫喚の一時間が過ぎた。校庭は死屍累々。
ところどころでかすかなうめき声。
興奮した蜂起部隊のあげる奇声が、その上にかぶさる。
教室のなかにも死体が積み重なっている。

日本人134人が殺害され、能高郡長も警察官もほとんど殺害された。

漢民族系の住民2人も殺されたが、これは流れ弾に当たった成人と
日本の着物を着ていて誤殺された幼児だった。

徹底した日本人選別殺戮であった。
2009/07/31 09:00|年表リンク用資料
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