正統史観年表

戦前の外国の行動は すべて自然な流れとして批判せず、日本国内にのみ すべての原因を求める自虐史観=完璧じゃなかった自虐エンドレスループ洗脳=固定観念=東京裁判史観=戦勝国史観=植民地教育=戦う気力を抜く教育=戦う人は悪い人=軍民分割統治=団結させない個人主義の洗脳を解き、誇りある歴史を取り戻そう!

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社内公用語

シャープが英語公用化 電機初、研究開発部門で 中国語も強化

産経ニュース 2010.10.28 08:08
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101028/biz1010280810004-n1.htm

シャープは27日、研究開発部門で英語を社内公用語化する方針を固めた。

事業の海外比率が高まり、現地開発・生産が増加していることから、
研究分野のグローバル化に対応する。

楽天や「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが
英語を社内公用語にすると表明しているが、
実現すれば電機メーカーで初の取り組みとなる。

メーカー各社が海外販売強化を成長戦略に位置づけているなか、
他社にも影響を与えそうだ。

英語公用語化の対象部署として検討されているのは、
奈良県・天理事業所内で最先端の研究開発を担う「研究開発本部」。

同事業所には生産技術開発推進本部などとあわせ、
約2千人が勤務しているが、研究開発の担当者を中心に、
早ければ来年度にも導入する。

同本部は、海外で米国と英国の2拠点を展開しており、
近く中国でも拠点設立を目指している。

同社は、海外販売増に向け、
現地ニーズに合った商品開発を進める方針を掲げている。
国内外の研究開発体制が整うことから、
英語を技術者同士の公用語として明確に位置づけ、
全拠点で同時に開発を進める。

同社の米英の研究開発拠点は、液晶テレビ「アクオス」や、
今春に発表した裸眼で3次元(3D)映像を楽しめる液晶ディスプレーなど、
看板商品の基礎技術開発を担ってきた。

併せて、一部の社員に海外勤務を義務づけるほか、
中国事業の拡大に向け、中国語の研修も強化する。

液晶テレビの主力拠点の亀山工場(三重県亀山市)では、
技術者らを対象に中国語研修を始めている。

英語の社内公用語化は、
今夏、楽天とユニクロが平成24年をめどに導入すると発表。

日本電産は、平成32(2020)年から、
部長昇進の条件として外国語2カ国語の習得を条件としている。

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ユニクロ、公用語を英語に 12年からグローバル化を加速

SankeiBiz 2010.6.24 10:06
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100624/bsd1006241007014-n1.htm

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を
展開するファーストリテイリングは24日、
2012年3月から社内の公用語を英語にする方針を明らかにした。

海外のオフィスはもちろん、日本のオフィスでも外国人社員が
参加する会議などで使用する言語は原則英語にする。

同社は、積極的な海外出店に伴い、現地採用者を増やしている。
社員同士のコミュニケーションを高めるには、
言語を共通化する必要があると判断した。

また、グローバル企業を目指す中で、社員の意識改革を促す狙いもある。
店長以上の幹部社員には、英語研修を受けさせる。

同社はグループ全体の売上高を2020年8月期までに
現在の7倍超の5兆円に拡大する目標を掲げている。

日本の人口が減少する中で、
目標を達成するためには海外市場の攻略が欠かせず、
海外出店を加速している。

ユニクロの全世界の店舗数を現在の946店から20年には4千店に増やし、
売上高の増加分の大半を海外市場でまかなうとしている。

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三木谷浩史・楽天会長兼社長――英語ができない役員は2年後にクビにします

東洋経済 10/06/16/16:20
http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/810ee47297d49033c2a4b43a0a5216e0/page/1/

――なぜ楽天は急にグローバル化へと舵を切り始めたのですか。

国境や国という概念が大きく変わっているのに、
唯一大きく取り残されているのが日本。

ここ2~3年、世界中を飛び回ったが、
社会のトップ層が英語をしゃべれないのは世界中でたぶん日本だけですよ。
これは相当やばい。ヨーロッパだろうがどこでも英語はペラペラです。

さらに経済を見ると、サービスの重要性が急速に高まっている。
日本の企業は、トヨタにせよソニーにせよ、
メーカーを中心にモノで国際化してきた。

しかし今はiPad、iPodに象徴されるように、
モノとサービスが組み合わさりつつある。
モノだけの価値は下がって、サービスの比重が上がっている。

それなのに、「日本人は手先が器用」「モノづくりの国ニッポン」
なんて言っていたら、モノはつくっても利益を
全部持っていかれることになりかねない。

言い方は悪いかもしれないが、
ダイヤの原石はアフリカで採られているけれども
儲けているのはヨーロッパ。それと同じようなことが起こりつつある。

楽天は若い会社だから、これから20年、30年というスパンで
日本を見たとき、たいへん大きな危機感を抱いている。

――その危機感の象徴が社内の英語公用語化であると。

英語化をやる理由は二つある。

一つは、楽天を世界一のインターネットサービス企業にするため。

もう一つは、楽天が変われば他の会社にも影響を与える。

日本の企業や一般家庭にも、「やっぱりやらなきゃいけない」
という意識が広がるきっかけになればいいと思っている。

まじめな話、英語化というのは、
日本にとって歴史を覆すぐらいの大きな挑戦。
でも、それぐらいのことをしないと、日本は終わりだと思っている。

日本の文化や伝統を重んじるのはいいと思う。
でも、ガラパゴス状態から脱して、多様化しないとサバイバルはできない。
日本人が英語をしゃべれるようになれば、海外の人も日本で働きやすくなる。
日本人を使うとコストが高いし、
労働力が足りなくなるのだから、海外から来てもらうしかない。

――インド人、中国人も積極採用し、幹部候補生として育てている。

もう国籍は問わない。
中国人、インド人は今までエンジニアが中心だったが、
今後はビジネス系の職種も採用する。
そのために英語を公用語化した。

日本語だと、日本語がしゃべれないとハンデになるが、
英語になった瞬間に全員が平等になる。

昔から「英語だけしゃべれて仕事ができない奴がいっぱいいる」
という人が必ずいるが、もう英語は必要条件。
読み書きそろばんのそろばんと同じ。
その意味で、英語がしゃべれない社員は問題外です。

そうはいっても、「いきなり明日から英語をしゃべれ」
というのは無理でしょうから、2年間は猶予を与える。
2年後に英語ができない執行役員はみんなクビです。

――部長以下の役職の社員についてもそれは同じですか。

グローバルに展開していくんですから、
業務進行上の支障があれば、降格せざるをえない。
日本語のできない人が、日本でビジネスをやっているようなものですよ。

――日本人同士で英語を話すと、
効率が落ちるのではないかという声もありますが、
そうした問題は乗り越えられますか。

簡単に乗り越えられる。1年後にはまったく問題ないでしょう。

――楽天と同じことを多くの日本企業がやり始めたら、
日本が本当に変わり始めるかもしれない。

いちばん重要なのは、中学校の英語の先生をみな外国人か
本当にペラペラしゃべれる人に替えること。
今の先生を教育し直すのは、時間とカネのムダなので、
別の科目に移ってもらったほうがいい。
そうしたら絶対に変わる。日本の競争力が上がる。
小学校からの英語教育と併せて、すぐにでもやるべき。

――英語公用語化は海外拠点のメンバーにも評判がいいですか。

すごく受けがいい。
モチベーションアップにもなっているし、
テレビ会議に参加してくる人間が多くなっている。
日本語でやることの限界は、海外拠点の社員から
「自分たちはあくまで日本企業の子会社でしょう」
とか
「あいつら日本の本社で訳のわからないこと言っている」
というふうに思われてしまうこと。それでは、同じ船に乗れない。

――英語は最低条件として、世界で戦うために、
プラスアルファとして必要になる能力は何ですか。

国際的な感覚というか、
「普通に考えたらおかしいよね」というふうに自発的に思考する能力。

自発的に思考する能力というのは、
グローバルスタンダードを自分の中に持っているということだと思う。

しかし、日本はマスコミも含めてガラパゴス化を進めてきているから、
一般的にお上がいいといったら、いいと思ってしまう。

たとえば、薬事法のネット規制の問題も、
僕があれだけ反対しなければ、そのまま簡単に通ってしまったはず。

大事なのは、動くために考え、考えるために動くこと。
それを日本人とだけではなくて、
グローバルにできるような人が求められている。

グローバルにコミュニケーションできるといろんなノウハウを吸収できる。
なぜ楽天が強いかというと、僕が世界中の成功例にアクセスして、
いいアイデアを見つけてくるから。

僕は天才でも何でもない。
世界中のいいものを見つけて、結び付けて日本でやる。
はっきり言って、僕がやってきたのはそれだけ。

――ビジネスを通じて、中国人、インド人の若者と
日本人の若者に大きな差を感じますか。

ハングリー精神が違うというのは確か。
鎖国を300年続けた国と、いろんな歴史を繰り返してきた国とは違う。
お上が守ってくれると彼らは思ってないでしょう。
自分の道は自分で切り開くというのが原則。

小中高の教育にしても、日本は競争が甘っちょろい。
やっぱり大事なのは切磋琢磨。
敗者を蔑(さげす)むのではなくて、
「競争してみんなで伸びていく」
「ダメな奴は強い奴が助ける」というふうにしないといけない。

――三木谷さんは今中国語を勉強していますが、
英語だけでなく中国語も必須ですか。

そこまでは言わない。中国語を学ぶ意味は二つある。

一つ目に、僕は英語は半分ネーティブなので、みなに英語を義務づける分、
僕も新しいことをやれば文句ないだろうと(笑)。

二つ目に、中国市場は楽天のビジネスにとって将来的に極めて重要。
最低でも30年後には、中国語圏のマーケットは英語圏を超えるでしょうから、
中国の人と片言でもしゃべれるようになっておきたい。


みきたに・ひろし

1965年兵庫県生まれ。
日本興業銀行、ハーバード大学留学(MBA取得)を経て、
1997年5月「楽天市場」を開設。

(週刊東洋経済2010年6月19日号/特集・あなたは世界で戦えますか?より)

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ホンダ、英語を公用語…日本人だけなら日本語も

YOMIURI ONLINE 2015年07月05日 14時48分
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150705-OYT1T50040.html?from=ytop_main5

ホンダは2020年を目標に、英語を社内の公用語にすることを決めた。
原則として、外国人の社員が参加する会議や、
本社と海外拠点で共有する文書では、英語を使う。
自動車業界はグローバル化が進んでおり、
英語の公用語化によって、社員同士の意思疎通を円滑に進めることを目指す。
基本的には、外国人社員が一人でも会議に出席していたり、
本社から海外拠点に指示したりする場合には英語を用いる。
ただし、外国人社員が出席しない会議や、
現地の従業員だけが共有する文書は、
これまで通り日本語や現地の言葉を使うなど柔軟に対応する。
現在、本社と海外の現地法人の電話会議は、主に日本語で会話しており、
日本人の駐在員しか出席しない場合が多い。
駐在員が会議の内容を英語に翻訳して外国人従業員に伝えるため、
手間がかかり、本社の意図を正確に伝えられないこともあったという。

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日本以外の国では、英語(最低、ヨーロッパ系言語)ができなければ
良い教科書が読めないし、医者にも看護師にも臨床検査技師にもなれない。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/9d4308915916b6849f64d9fa9bde5292
「医学用語の解剖学」
藤田保健衛生大学医学部第一病理学、堤 寛 著 より抜粋
http://pathy.fujita-hu.ac.jp/~kimigaai/for_student/medical-terminology.html

病理診断報告書は日本語で書くべきか

筆者は習慣的にすべての病理報告書を英語で記述している。
理由はつぎの通りだ。

1.毎日のように同じような言い回しを使うので、英語に対する違和感がない。

2.日本語は漢字変換が必須であり、特に医学用語の変換には
専用辞書が必要となるが、英語ならその手間はいらない。
大量の報告書を手書きすることは望ましくないし、
読み取れない字が多くなるのはカルテの場合と同じである。

3.病院のコンピュータシステムに
医学用語に関する日本語辞書機能がついていないことが多い。

以前、患者さんへのがんの告知が例外的だったころは、
最終診断たる病理診断は患者さんに
なるべく"わかりにくい"形で書くことが求められていた。

そのため、臨床医が記載する臨床診断の項目には略号が多かった。
MKは胃がん、LKは肺がん、CKは大腸がん、PKKは膵頭部がん、
MMKは乳がんといった具合だ(いずれもドイツ語の頭文字)。

そう、最近ドイツ語ははやらない。
医学部でドイツ語を習わなくてもよくなって久しい。
病棟に生き残るドイツ語はとても断片的だ。
"ステる"とはドイツ語のシュテルベンの略で、
「死ぬ」の業界用語で、「捨てる」ではない。

病理診断報告書の添付ががん保険の支払いに必要になり、
がんの告知が普及してきた現在では、患者さんになるべく
"わかりやすい"ことばで報告書を記述することが求められている
(この意味でも、ドイツ語の衰退に拍車がかけられている)。

その証拠に、多くの病院で、病理報告書の所見欄が
日本語で記載されるようになりつつある
(ただし、診断病名のみは英語で記述されることが多い)。

ところで、医療情報の国際化は否応なしにどんどん進んでいる。
わが国における英語の公用語化や医師の国際免許が取り沙汰される昨今、
英語を捨てて日本語に回帰するドメスティックな方向性は、
少なくとも医学教育の立場からは望ましくない。
筆者はこれでも、医学教育にはだれより熱心なつもりだ。

ヨーロッパ連合(EU)では、
医師免許をはじめとする諸種の国家資格が共有化されようとしている。
そこでは英語が共通言語だ。

この国家の壁を乗り越えたヨーロッパの歴史的で
壮大な試みを無視してよかろうはずがない。
医学生に限らず、わが国の大学生は皆、日本語の教科書だけで学問ができる。
その例外性に多くの人は気づいていない。

日本以外の国では、英語(最低、ヨーロッパ系言語)
ができなければよい教科書が読めないし、
医者にも看護師にも臨床検査技師にもなれない。

日本語は漢字のおかげで、外来語を簡単に母国語化する
すばらしい能力を有していることを再確認したい。
タイ語やスワヒリ語では医学用語の大部分が表現できない。
韓国でも、医学生は英語でばかり勉強して、
ちっともハングルで勉強してくれないと多くの教員が嘆いている。

さて、目の前の患者さんのために日本語をとるか、
将来の日本の社会ために英語をとるか。
どちらも大切なのだが、さて、読者の皆さんの判断やいかに。

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【正論】お茶の水女子大学 藤原正彦 学ばせるべきは誇り高き日本の文化
産経新聞 2004年3月29日

英語教育を小学校に導入する愚

≪教えられる子供達が気の毒≫
(略)
小学校での英語教育を主張する人の大多数は、英語が不得意の人である。
自分ができないのを何かのせいにする、というのは人情である。

かつては、文法や読解に重点をおいた従来の英語教育法が悪い、
と声高に叫ばれた。
教科書や授業で会話英語が大幅に取り入れられた。
そんな教育を受けてきた大学生の英語基礎力の低下は、
関係者からよく指摘されることである。
しからば他の理由ということで、
「小学校から始めなかったのが悪い」となった。

英語力ゼロに近いほとんどの小学校教諭が、生徒に一体なにを教えるのか。
ブラックユーモアとしてなら世界中に受けること必定だが、
教えられる子供達は気の毒である。

≪母国語こそが文化の中核≫

大ていの日本人が英語をなかなか会得できないのは、
日本人にとって英語自体が極端に難しいからという理由につきる。
何かが悪いからではない。
日本にいて英語をマスターしている人はすべて、
外国語適性の高い人が膨大な時間と労力をかけた結果である。

英語は文法的にも文化背景から言っても、日本語からあまりにも遠い。
アメリカ国務省は、外交官などのため
外国語学習の難易度をランキングしているが、
日本語はアラビア語とならび最難解とされている。
この距離ゆえに、日本人にとって英語は根本的に難しいのである。

そのうえフィリピン、シンガポール、インドなどと違い、
日本で日常生活を送るうえで日本語以外の言語はまったく不必要である。
どうしても習得しなければ、という動機も覚悟もわきにくい。

これらは嘆くべきことではない。
外国語が不必要というのは、他のアジア・アフリカ諸国と異なり、
かつて欧米の植民地にならなかったという栄光の歴史を物語っている。

英語から遠いという事実は、
世界を席捲しつつあるアングロサクソン文化に対し、
自然の防波堤を有するということである。
母国語こそが文化の中核だからである。

我が国に美しく花開いた稀有(けう)の文化、
人類の宝石とも言うべきものを、
荒波から守るための神の思し召しと感謝してよい。

≪読書などの知的活動必要≫

英語をマスターすれば国際人になれる、
という驚くべき誤解が国民の間に根強いようだ。
言うまでもなく国際社会では、一芸に秀でた人はともかく、
一般には伝達手段の巧拙でなく伝達内容の質で人間は評価される。

質の向上には自国の文化や歴史などの教養とそれに基づく見識が必要である。
米英で四年余り教えたが、この意味での国際人は私の見るところ、
両国でも高々数パーセントである。
逆にぎこちない英語ながら、
国際人として尊敬されている日本人を何人も知っている。
(略)
ある統計によると、仕事の上で英語を必要としている人は
一八パーセントに過ぎない。
基本的に英語は、中学校で全員が学んだ後、必要に迫られている人や、
そんな仕事につきたい人が猛勉強して身につければよいものである。

この場合でも教養や見識は英語より上にくる。
海外駐在商社マンも日本の文化や歴史を知らないと、
しかるべき人間とみなされず商談の進まないことがある。

国をあげての英語フィーバーは、滑稽を通り越して醜態である。
為政者は、国際化だ、ボーダーレス化だ、などと
軽薄な時流に乗って国民を煽(あお)るより、
真に誇るべき日本の文化や情緒を子供達にしっかり学ばせ、
祖国への自信と誇りを持たせることが肝要と思う。

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【オピニオンプラザ・私の正論】 第357回 入選 宮地久子
産経新聞 2004年8月3日
(大阪市・主婦) 第357回テーマ 「小学校における英語の必修化」

日常生活の質に影響しない英語

≪具体的目標なく「机上の空論」≫

まず結論を述べると、「日本国内での公立小学校における英語の必修化」
は必要無い、と私は考える。

その理由は大きく言って四つ。

第一に、授業時間確保の問題。

第二に、小学生に有効な英語学習を行うための教材や教員の問題。

第三に、英語を学びたければ、個々人で学ぶ方法は、
学校の外に豊富にあること。

そして第四に、大多数の日本人にとっては、英語が使えることによって、
日常生活で得られる利益は殆ど無いことである。

まず、第一の授業時間確保の問題だが、
「ゆとり教育」の徹底で土曜日が完全休日になった上、
わけのわからない「総合学習」の時間確保が優先され、
国語・算数などの基礎学習に充てる授業時間数さえ少なくなっているのに、
コツコツと毎日続けることが必要な外国語の学習のために、
いったいどれだけの時間を充てることができるのか、疑問である。

第二の問題については、どのレベルまでの習得を目標とするのかを、
先に決めなければならないだろう。
簡単な日常会話を習得するレベルなのか、
「読み・書き・話す・聞く」の基礎能力をきちんと習得させるまでやるのか、
さらにそれ以上、「英語で考える」ところまでのレベルを求めるのか、
そうした着地点を明確にしなければ、
どのような教材を使い、どのような人材(教員)を
用意しなければならないのかさえ明確な議論はできないはずだ。
しかし、そうした具体的な問題提起さえなされていない実情だけを見ても、
現在文部科学省が提案している「英語必修化」議論が、
単なる机上の空論でしかないことが分かるというものだ。

第三に、時代を問わず日本では、
「外国語学習」が趣味・教養として根強い人気があり、
民間企業や個人が工夫を重ねて開発した数々の教材や
教育システムが豊富にある。
義務教育の中で「全員」に学習させるよりは、
個々人の必要性と能力に合わせた教材や教室・教師を
自分で選択させる方が効果的なのではないだろうか?

その上で、どうしても国民全員に「平等に英語教育を」施したいという思いが
為政者にあるならば、既成の教材・施設を利用するための
「バウチャー(補助金・奨学金)」を一定額支給すれば済むことだと思う。

だが、私が一番訴えたいのは、第四の部分である。
日本の外で活動する場合には、現在のところ国際語として通用する英語を
使いこなせることは有効ではあるが、大部分の日本人にとって、
英語が使えるかどうかが日常生活の質に影響することは
ほとんど無いという事実を無視して、
「英語の必修化」を論じることは無意味なことだ。
必修化を訴える人は、いかなる根拠をもって
「義務教育に必要不可欠の学習科目である」というのであろうか? 

≪日本語教育の実効性あげよ≫
(略)
以上の検証から、日本の公立小学校における「英語の必修化」は、
その緊急の必要性も実効性も乏しいと結論づけざるを得ない。
本当は誰も真面目に考えていない英語教育にエネルギーを費やすよりは、
日本語による教育の実効性を最大限に上げる方法こそ、
文部科学省は真剣に考えるべきである。
(以下略)

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【日本の議論】「英語」は本当に必要なのか 
早期教育化の流れの中で大学関係者から漏れる「英語不要論」

産経ニュース 2014.12.20 18:00
http://www.sankei.com/smp/premium/news/141220/prm1412200003-s.html

文部科学省の中央教育審議会で、子供たちが実用的な英語を学ぶ
環境づくりを進める議論が本格的に始まった。
平成28年度にも改定される新学習指導要領では、
小学生高学年から教科として導入される見通しだ。
高校でも討論や交渉力を高める方針が示されている。

だが、英語教育の“抜本的改革”は過去幾度となく繰り返されながら、
子供たちに英語力が身についたとの実感が乏しいのも事実。
改めて考えてみたい。英語って本当に必要なのか-。

「英語を話す必然性はないと思っている」と直言する短大関係者も

文科省は12月2日、「英検」や「TOEFL(トーフル)」などの
民間資格試験を、大学入試に活用できるかどうかを
検討する有識者会合を立ち上げた。
席上、活用の是非とは別に、
有識者から日本の英語教育そのものへの根本的な疑問が相次いだ。

「現在の日本の段階では、英語を話す必然性はないと思っている」

短期大学関係者を代表して出席した日本私立短期大学協会副会長の
奥田吾朗委員はこう述べ、
英語力の向上が短大生の生活に差し迫った課題ではないことに言及した。

全国公立短期大学協会副会長の中村慶久委員も英語教育の改革を
「えらく遠い話のように感じる」と話した。
短大教育が医療や福祉、保育などの分野の比重を高める中で、
英語教育の推進に対する教育者側の感覚的な違和感ともいえる。

■子供は英語学習をどう受け止めているか

中高生の半数…「英語使うことない」

子供たち自身は、英語学習をどのように受け止めているのだろうか。

ベネッセ教育総合研究所が今年3月に全国の中高生約6200人を対象に
アンケートを行ったところ、中高生ともに9割以上が
「仕事で英語を使うことがある」など
社会生活での英語の必要性を感じていることが分かった。

一方で、「自分自身が英語を使うイメージがあるか」と尋ねたところ、
中学生の44%、高校生の46%が
「英語を使うことはほとんどない」と回答。
調査を担当したベネッセ教育総研の加藤由美主任研究員は
「日本の大部分の子供たちは教室の外に出れば、
英語を使う環境にないのが現状。
ただし、メディアなどにより『英語が必要』という意識はある」と説明する。

さらに学校での授業内容についても、中高の約8~9割が
「英文を日本語に訳す」
「単語の意味や英文の仕組みについて先生の説明を聞く」
と回答するなど、受け身的だ。

一方で、授業で自分の考えなどを英語で話す機会は
中学2年の55%をピークに、学年が上がるごとに低下。
高校3年の時点で26%にとどまっており、
「授業での学びと、英語を使うことにも大きなずれがある」
(加藤主任研究員)のが現状だ。

財界は「企業が語学教育せざるを得ない」と嘆く

だが、教育界の英語教育熱は高まる一方だ。
文科省が進める改革では、「読む」「書く」「聞く」「話す」-
の4技能をバランス良く盛り込んだ実用的な学習環境づくりが
喫緊の課題とされ、議論が進んでいる。

12月2日の文科省の有識者会議では
「(英語教育の)必然性はない」と述べた奥田委員らに対し、
財界側から出席した日本経済団体連合会(経団連)の
教育問題委員会企画部会長の三宅龍哉委員が
「ビジネスにおいては必然性は高い。社員を海外駐在などへ送り出す際、
(企業が)語学教育をせざるを得ない現状だ」と正反対の意見を述べた。

こうした実用的な英語力の必要性は、
昭和30年に当時の日本経営者団体連盟(日経連、現経団連)が
「会話力を身につける」などと要望を出すなど、
これまで幾度も繰り返されてきている。なぜ、英語力は身につかないのか。

元大学入試センター教授の
小野博・福岡大客員教授(コミュニケーション科学)は
「授業づくりの前提に、学習内容の差別をしないという平等主義があった。
そのため、学校に習熟度別など効率的な英語取得法が
取り入れられてこなかった」と指摘。
その上で「社会情勢の変化により日本企業のアジア進出がさらに拡大したり、
逆に移民を受け入れるなど、今後日本社会は変化を
余儀なくされる可能性が高い。英語は必ず必要になる」と断言する。

専門家は「能力や希望に応じた多様な学習の場を」と指摘

立教大は、平成28年度の一般入試から「英検」などの
民間資格試験の活用を他大学に先駆けて決めた。
塚本伸一副総長は「卒業生にその力量を身につけさせるためにも
高度な英語教育は欠かせない」と話す。

立教大では平成20年、より実戦的な英語を学べる
「異文化コミュニケーション学部」を新設すると、
教養英語中心の文学部英米文学科の志願者が激減し、
新設学部に人気が集中した。
塚本副総長は「学生が求めていたものが教養としての英語ではなく、
ツール(道具)としての英語だということが分かった」と語る。
英語を遠いものと感じる生徒らがいる一方、
英語を積極的に身につけたいと考える層も薄くはない。.

塚本副総長は「高校進学率がほぼ100パーセントとなる中、
(高校などの英語教育に)一律の基準を設けるのは無理があるのではないか」
と疑問を呈する。

小野名誉教授は「外交官や通訳など高度な英語力が必要とされる人たちと、
アジアへ向かうビジネスマンらとでは、
求められる単語数や発音などは自ずと異なる。
それぞれの能力や、将来の希望などに応じた多様な教育の枠組みを
作っていくことが大切だ」と指摘している。

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言語としての日本語、そして外国語との比較。

以下、ブログ『株式日記と経済展望』の記事
「英語は侵略者の言葉であり語調は高圧的な命令口調に適している。」
のコメント欄の「Unknown(名前未記入)さん 2009-10-25 21:12:42」
と「オルフォーさん 2009-10-26 15:09:17」の投稿より転載
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/7699282b58ee05f554574c7df2c760a6

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言語としての日本語、そして外国語との比較。

【使用人口などの予備知識】

◆世界人口は約60億人で、6703の言語が存在。

その中で使用者が1億人を越す言語は、
1.中国語、2.英語、3.ヒンズー語、
4.ロシア語、5.スペイン語、6.日本語だけ。

◆この6つを含むトップ20の言語の使用人口だけで
全世界の総人口の半数を超える。

つまり「トップ20言語」と「残り6683言語」の使用人口は、前者の方が多い。

◆ブログの言語別使用人口では日本語が1位。2位が英語。

【日本語の特徴】

◆2種類の文字が完全に並存→文字表現の幅広さ。

日本語は、表音文字と表意文字を両方持ち、
それぞれが個別でなく混在併用が可能。

この世界的にも珍しい特徴により、
他言語を表意・表音で日本語化できるため、
他言語に類を見ないほど異言語からの高い翻訳精度を実現。

元言語の文意を、ほぼ同意に自国語に翻訳することは、
どの言語でも可能なことではない。

また、日本語単体で使用する場合にも応用範囲と柔軟性に優れ、
似たような意味内容の文章であっても、
わずかなニュアンスの含意をかなりの幅で表現できる。

◆高品質な翻訳→自国語だけで先端知識を学習可能。

西洋や東洋の言語を漢字の単語や熟語、カタカナ等の
日本語に置き換えるという積極的な“言語の格闘”を経たことで、
日本語には外国語も自在に吸収できるという世界の言語の中でもユニークな
「国際派言語」としての特徴がある。

カナと漢字の混在により外国語を高い精度で消化吸収できるため、
日本語の翻訳があれば基本的に最先端の知識まで
日本語だけで理解することが可能で、
それによって自国語しか学ばない人にも
比較的高い水準の学習や考察を可能にしている。

これは世界の言語の中でもごく一部の言語のみが持つ特性で、
多くの言語では「ある言語(主に英語)からの適切な翻訳」が
語彙的にも不可能な場合の方が多い。

自国語の学問だけで最先端の研究を行い、
たとえばノーベル賞を受賞する水準まで理解と創造を可能にする言語は、
世界的には実は多くない。

ちなみに中国も近代化の過程で西洋の知識や概念や思想を
取り入れる手段として「日本語に訳した西洋語」を用いた。
現代中国語にも多くの日本語が残っている。

◆書籍の豊富さ、有用性。

日本人は自覚がないが、日本は読書大国であり、
書籍大国なので、他国に比して豊富な書籍を持っている。

また日本は翻訳大国なので日本語ができればあらゆる国の
あらゆる書物が読むことができる。

これは英語も同様で、翻訳書籍が多く、
学ぶことでの益の大きな言語のひとつ。

ただし、英語に翻訳された書籍の中に日本語の書籍は「多い」と言っても
限度があるので、日本自体に興味のある外国人は、
英語でなく(または英語に加え)日本語を学ぶ動機にしている。

◆言語としての歴史が古く、一般庶民への普及の歴史も古い。

日本語は、発展をはじめた時代が早かった。
江戸時代には、もはや“庶民”までが文学をものすことが可能なほどで、
近代の初めには、その時代の非西洋国では類例の少ない
「学問を自国語で行える水準」に達していた。

ちなみに江戸時代と同時期、識字率(読み書きできる人の人口比)が
低かった国は中国や韓国だけでなく、
パリで約10%未満、ロンドンでも約20%に過ぎなかった。

これに対して江戸は、なんとその頃で既に約70%以上の識字率だった。
これは小さな分母の中に生まれた特異的な比率ではない。
1801年当時“ヨーロッパで最大の都市”は
人口は約85万人のロンドンだったが、
江戸はゆうに100万人を超える“世界最大の都市”だった。
その最大の都市において70%以上が
読み書きできていたという驚異的な差があったのである。

このように識字率が高く、言語の裾野が広いことが、
日本を文化的、経済的に早い段階での発展へと導く理由のひとつとなった。

◆言語としての連続性も維持している。

日本は、島国であったことや、
古代から中世で他国との戦争に負けたことがなかったことに加え、
既に述べたように読み書きが、古く、広く、普及していたおかげもあって、
日本語は言語としての連続性が途切れることがなかった。

他国では、少数の貴族や上流階級だけが
読み書きを行っていた例も多かったため、
国家の規模や文化が関係国と比して弱くなった場合や、
端的には愛国心が弱まった時代など影響、
他国語の流入や戦争などのきっかけによって
連続性を保てなくなることがあった。

そうした場合、ある言語が消滅したり、
代わりにその国に他国語が定着し、母語化する。
そういった国の場合、数百年前の自国の文字を
解読することにも大変な苦労を伴うことになる。

一方、日本語の場合、その歴史に連続性があるため、
“千年前の文字”でも比較的容易に解読可能である。

この、過去との文化的な断絶が少ないことが、
そういった連続性のない国と比して、過剰な愛国心を煽ることなく
民族的なアイデンティティや共通認識を形成できる“以心伝心”の文化と
国民性を自然に醸成する一助となった。

◆言語としての習得が難しい。

表意文字の漢字と表音文字のひらがなカタカナを駆使する日本語は
世界で最も複雑な表記方法を用いる言語の一つである。
使用上の利便性においては恵まれているといえるが、
反面、漢字・ひらがな・カタカナの並存に加えて、
夥しい数の同音異義語・類義語があることなどもあいまって
言語としての習得は日本人にも難しい。
当然、外国人にはなおのこと難しく、普及させるには不便な言語でもある。

だがこれは、反面において、「国防意識の欠如した現代日本」においては、
外国からのスパイ活動を最小限に抑える天然の障壁となっている。
日本語を母語とする人であれば、かなりの高確率で、
音声だけで相手が外国人であることを判別できる。

これは、「仮に日本語を10年間学んだ外国人」であっても、
ネイティブの日本人と同等の日本語能力・発音・TPOに応じた使い分け等、
ニュアンスの機微まで習得できる例がごく稀であるためだ。

◆発音が簡単。

日本語は『発音が世界でも最も単純な言語』の一つ。
日本語のすべての音は、
単純明快な規則性をもった5つの母音と9つの子音によって表現できる。
中間音などの半端な音で誤解が生じる可能性が低い。
完全に使いこなすことが難しい反面、
外国人がカタコトで日本語を喋ったとしても、
日本人はそれをほぼ正確に理解できるという側面を持つ。

◆漢字の利便性。

漢字は、日本や中国などの漢字使用者にとっては、
偏やつくりにより意義を類推しやすく、
初見の文字や熟語も理解したり発音できる場合が多い。

また、文字数に内包される意は英語などとは比すべくもなく多く、
少ない文字数でより多くの意味を伝達できるため、
読書や学習のみならず記述など、
入出力の両面において情報伝達の効率が非常に高い。

◆独自の文字。

欧米人の使うアルファベットという文字が
フェニキア人の文字であるように「独自の文字」を持つ言語は少ない。

日本語の場合、中国からの輸入した漢字に加え、
漢字を略すことで日本人が発明した独自の表音文字であるカタカナやひらがな
を持っている。その独自の表音文字と輸入された表意文字である漢字が、
互いの文字を駆逐することなく、千年以上もの歴史を経ても
完全に共存し続けている表記方法は世界的にみてもユニークである。

◆使用者の多さ。

使用者が1億人を越す言語は世界に6つしかないが、その中のひとつが日本語。
(※残り5つは、中国語、英語、ヒンズー語、ロシア語、スペイン語)

また、使用者の多さで「トップ20の言語」と「残り6683言語」の使用人口は、
前者の方が多い。

つまり、世界中のほとんどの言語(6683言語)は
ごく少数しか使われていないのに対し、
日本語は世界的にはかなり多くを占めているといえる。

また、全世界のブログの言語別使用人口では日本語が最も多い。
(※2番目は英語)
この、使用者が多いという日本語のスケールメリットは、
日本語の書籍が日本国内だけで商売が成立する一つの要因になっている。
大量の書籍などによって情報の蓄積が
日本語で行われることで日本の情報の水準を底堅くしている。

◆早期に欧米の概念を翻訳→漢字圏に伝達。

日本は早くから欧米の概念を、
漢字の元の意味を無視した自由な発想で翻訳した。

一方、中国は漢字の元の意味に拘泥したため
日本のようには西洋概念の翻訳が根付かなかった。

代わりに中国や韓国は日本語翻訳を西洋を学ぶのに利用したため
現代中国語・現代韓国語などにも
日本で作られた単語が今も数多く残っている。

(※ちなみに韓国は今でも外国文学の翻訳を、
日本語訳の書籍から行う場合が多い。これはあらゆる面で、
外国語からの翻訳より日本語からの翻訳の方が楽だから)

◆自国語で完結することによるメリット。

日本は、国内ではほぼ日本語だけで成立している。
また、その状態で世界有数の経済大国になることに成功した。

そのため日本人にとって真の意味では外国語は必要ではなく、
必要が生じてもカタカナで表音化してしまうために
外国語が使用言語としてはほとんど普及しない。

その国の多数派言語は少数派言語を駆逐するため、
アイルランドやケルトは言語の死滅を招き、その文化をも死滅させた。

だが、日本国内における「日本語による完結」は期せずして
そうした国外からの文化侵略に対する防護壁となっている。

【英語教育について】

◆英語を公用語化するような方向に進んでも、
その国は絶対に『二言語化』しない。

なぜなら2つの言語は絶対に対等にならず、
多数言語は少数言語を駆逐するから。

アイルランドやケルトにみるように、
一方の言語が支配層のものになり多数派になった時、
被支配層の言語は弱体化し続け、文化を道連れにして消滅している。

◆国際化とは、英語への一元化ではない。
多数の言語と文化は複合的に共生すべきであって、それらに優劣をつけて、
優位にある言語への一元化などすべきではない。
それは国際化の真の意味とは逆。

◆日本人が英語が不得手な理由として、
英語教育の不備については多く語られているので省略するが、
もう一つ大きな理由がある。

それは「多くの日本人にとって」不要だからである。
日本は、日本海や太平洋に囲まれた島国であり、
陸地において他国と隣接していない上に、
経済規模が単独でEUの総計に匹敵する水準にあるため、
他国語を使わなくとも日本人のほとんどが経済上の不利益を被ることなく
一生を終えることができる。

日本において海外への『出稼ぎ』がほとんど存在しないのは、
日本で働くほうが経済的要求を充足させるための効率が良いからであり、
また、「海外での起業」をしても、顧客の経済水準を考えれば、
よほどの成功例を除いて日本国内で働くほうが
有利な結果をもたらすことのほうが多い。

実用言語というのは多くの場合「必要」があって初めて身に付くものであり、
日本では一部の者にしか英語を学ぶ本当の意味での「必要」に迫られることが
ないため、日本人は英語を習得しにくい。
端的にいえば、「日本国内では、英語習得の社会的動機が弱いこと」
がその理由であるといえる。

◆別に全ての日本人が英語を学ぶ必要はない。
中国語やロシア語と同様に、
それぞれのスペシャリストがやればいいだけである。
「英語だけは小学生からの必修にすべき」などという考えは愚かだ。

◆インターネット上で日本語が多いのは防諜や工作障壁の意味でも好都合。
もし英語だらけになればネットまで
外国によって世論工作に利用されやすくなる。

日本語利用者は、日本人が圧倒的に多く、
多少学んだ程度では文語の日本語は正確に使いこなせないほど難解なため、
外国人にはネット上の文字だけで日本人を装うことが非常に難しい。

◆アメリカ英語を最重視するのはアメリカ覇権による幻想。

実際、英語を「母語として」話す人口は、
日本人の持つイメージより遥かに少なく、
スペイン語にも劣るたった3億人しかいない。

◆日本人が世界中から不利なルールを押し付けられがちなのは、
自分でルールを作る発想と気概がないため。
真の国際化とは、外国語の輸入ではなく、
自国語の輸出によって達成される。むしろ母国語を大切にすべきだ。

【結論】

・言語の消滅は、文化を道連れにして消滅させるだけでなく、国力も奪う。

・外国語は、それを必要とする職種の者が、
「特殊技能として」習得すれば足りる。

・日本語の優位性を認識し、日本語を守ることのメリットを理解すべし。

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【日本語には道徳律が組み込まれている】

それからもうひとつ重要なことは、
日本語には道徳律が組み込まれていることです。
敬語、謙譲語、丁寧語といったもの、
さらには間接受け身、迷惑受け身といったものまであります。
こうしたシステムは、私たちの祖先が、
気の遠くなるほど長い時間をかけて作り上げたもので、
人の社会をスムーズに動かすために工夫した知恵の集大成です。

英語にも敬語や丁寧語はありますが、
日本語ほど複雑ではありません。
なぜならばキリスト教がその役割を果たしているからです。
聖書を読んだり、教会に行って牧師の説教を聴いたりするうちに、
子供たちはすこしずつ道徳を学ぶ。
日本の子供たちは聖書も読まず、教会にも行かない。
それでもアメリカの子供たちと比べて見劣りしないほど、
素直で礼儀正しい子供が育つ、最近はそうでもありませんが、
言葉そのものに道徳律が組み込まれているからです。

日教組の教師たちは敬語や丁寧語は時代遅れだとみなしました。
差別はよくないと考えた。
その結果、敬語が使えない子供が育ったのはよいにしても、
少年犯罪が増えたり、振り込め詐欺が増えたりしました。
日本語そのものに、社会をスムーズに動かす知恵が組み込まれている。
このことを忘れると、社会がぎくしゃくします。

外国人参政権がよくないのも同様で、
まずは日本語をしっかり学んでもらう必要がある。
日本は、言葉の役割が道徳律まで及んでいる特殊な国です。

しかし言語学者は宗教学者ではありませんから、
日本語の特殊性にあまり気づいていません。
なぜ主語を省略するのか、源氏物語には主語がありません。
イングランドがバイキングに苦しんでいた時代に、
敬語の違いで主語を推測できるような文学が書かれます。
しかもその書き手は女性です。
欧州最初の女性作家はヒルデガルト・フォン・ビンゲンですが、
彼女の著作は宗教書であり、世俗の小説ではありません。
日本がいかに特殊か、いかに道徳律が進化した国であるかは、
この一例でもわかります。
ちなみに中国や韓国に女性作家が登場するのはいつでしょうか。
あまり聞きませんね。

中国や韓国の場合は儒教、中東の場合はイスラム教、
ラテンアメリカはカトリック、イスラエルはユダヤ教、
宗教で縛らずに社会が動いてきた国は日本しかありません。
ソ連や東欧は宗教を排除しようとしましたが、
勝利したのはカトリックやロシア正教でした。
宗教に代わるシステムが言葉そのものに組み込まれているからこそ、
お盆もクリスマスも正月も共存できるのです。

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「けんむの会」真正護憲論(新無効論)吉野講座 南出喜久治


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漢字と格闘した古代日本人
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-535.html
外国から見た日本【現代版】
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-177.html
言語としての日本語、そして外国語との比較。
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-608.html
外国人が住む町
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「危険な外国人参政権」と「恐怖の人権機関」
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中国で根絶やしにされた孔子の理想は、日本で花開いていた。
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スウェーデンの悲劇。外国人参政権、人権擁護法案、移民1000万人受け入れの未来。
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スウェ-デン人の半数が軍隊による町のパトロ-ルを望む
http://www.youtube.com/watch?v=lsshD97rDuU
【移民受入れ阻止!】~デンマークの惨状
http://www.youtube.com/watch?v=zvmNDKb6_q4
やがてベルギー人のいなくなる町 ベルギーの首都ブリュッセル
http://www.youtube.com/watch?v=eXKSQ8lxwDU
こうして治安は崩壊し、国家は死に至る ベルギー ブリュッセル
http://www.youtube.com/watch?v=qAOxOKWW0IM
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